判例集に掲載されました

交通事故の原告代理人として訴訟活動を行なった裁判の判決が判例集に掲載されましたのでご紹介します。

自動車保険ジャーナル No.2084 2021.4.22(横浜地裁令和2年10月26日判決)
片側1車線道路を走行中、中央線を越えて逆走してきた被告乗用車に正面衝突され、左脛腓骨骨幹部骨折の傷害を負い、自賠責12級8号認定の左腓骨偽関節の変形障害が残った事案につき、67歳までの39年間14%の労働能力喪失を認定し、過失相殺を主張する被告側の主張を排斥して被告乗用車の一方的過失を認定した。

自動車保険ジャーナル No.1773 2009.3.5(横浜地裁平成20年11月14日判決)
乗用車に同乗、右折待機中、乗用車に追突された有職主婦の原告が頚椎捻挫で受診し相応の痛みや苦痛を訴えていたが、医学的に他覚的説明ができず自賠責非該当になるも、14級の2分の1程度の慰謝料を肯定すべきであるとして、後遺障害慰謝料55万円、逸失利益を労働能力喪失率2.5%を5年間、認定した。

コメント

紛争の早期解決を図るため和解による解決を行なうことも多くありますが、和解条件に納得ができない場合には、新たな判例を作るつもりで徹底的に最後まで依頼者の利益を追求します。